暮らしやすい移動環境を
葉山町では、予約に応じて運行する乗合タクシー「はやまるタクシー」の実証運行が行われています。 町の資料によると、2026年3月末時点の登録者827人に対し、2025年7月から2026年3月までに 利用した登録者は220人、約27%でした[1]。 この数字だけで成否を決めるのではなく、使った方と使わなかった方の両方の声を、改善に つなげたいと考えています。
出典:葉山町「はやまるタクシー実証運行」資料[1]
2026年6月から9月までの運行案内では、運行時間が平日9時15分から16時45分までに延長され、 乗降ポイントも追加されています。ただし、13時から14時までは運休するなど、利用できる時間には 条件があります[2]。すでに行われている改善を 踏まえ、予約のしやすさ、行きたい場所とのつながり、帰りの便の確保などを確かめていくことが 大切です。
私は、利用回数だけでなく、「通院や買い物を諦めずに済んだか」「家族の送迎負担が 軽くなったか」という暮らしの変化も確認することを提案します。運行経費と利用状況を 分かりやすく示し、必要な移動を無理なく支え続けられる仕組みを考えます。
夜間の移動については、昼間の買い物・通院とは異なる需要として調べたいと考えています。 どの時間帯に、どこからどこへ、何人程度の移動が必要なのかを確認し、京急などの交通事業者と、 小型車両や予約制の運行を含めて協議することを提案します。
地域の人材には、案内や予約支援など、それぞれの経験を生かせる役割で関わっていただくことを 考えます。安全な運行体制を前提に、既存のバスやタクシーと競合するのではなく、足りない部分を 補う交通を目指します。
観光で訪れる人の便利さだけでなく、町民が日常的に使う交通を守ることも重視します。駐車場の 有効活用や公共交通への案内も組み合わせ、暮らしと観光の両立を考えていきます。
曲田 和史 KAZUFUMI KYOKUTA